2011年3月18日金曜日

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地震に便乗した義援金等の詐欺にご注意!(警察庁)

十分注意してください。不安な場合は家族や最寄りのろうあ協会、または兵庫県聴覚障害者協会までご連絡ください。
警察庁HPより転載)

兵庫県警察の連絡先…県警なんでも相談FAX (078)341-2110 

東北地方太平洋沖地震に便乗して、実在する団体の名をかたり、被災者支援の募金等と称して特定の口座に振り込ませようとするなどの詐欺容疑事案の相談が寄せられています。
募金を求める電話等があった場合には、直ちに振り込んだりすることなく、相手方をよく確認し、詐欺の被害に遭わないように注意するとともに、不審な電話等があった場合には警察へ通報、相談してください。

事例

●実在する団体の名称をかたって、「災害支援基金への寄付をお願いします。」等という文面のファックスを送信し、当該団体が設けた募金振込口座とは異なる個人名の口座に振り込ませようとしたもの
●公的機関と紛らわしい名称をかたって電話をかけ、「避難地確保のため寄付してください。」等と言って振り込ませようとしたもの
●市役所職員を名乗って電話をかけ、「震災の義援金を送る活動をしている。支払い方法は振込です。」等と言って振り込ませようとしたもの
●市役所職員を装って家庭を訪問し、募金を求めたもの等

注意のポイント
○公的機関・団体が、一般家庭等に対して、個別に電話・ファックス・訪問等によって義援金等の振込を求めることは通常あり得ないので、相手方が告げた機関・団体等に対し、電話帳等で調べた電話番号に電話することによって確認してください。
○実在する団体等を名乗って個別の働き掛けがあった場合には、当該団体がテレビ・ラジオ・ 新聞等で公表している口座番号・名義と同一であるか確認するなど、本当にその団体による募金なのか、また信用できる団体なのかを十分に確認してください。
○すぐに振り込んだりせず、少しでも不審に思ったら警察(♯9110又は最寄りの警察署等)に通報、相談してください。

被災地での健康を守るために(内閣府)

厚生労働省のHPより転記)

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震は、未曾有の大災害であり、多くの尊い命が失われたり、様々な健康被害が発生しています。震災直後の救命救急医療の提供が重要である一方で、今後、被災地での避難所等における生活が長期に及ぶ可能性もあり、その際にも様々な健康への影響が懸念され、健康を守るための対策が重要です。

避難生活の際に、病気にかからないよう、また、できるだけ健康に過ごしていただくため、大切なことを以下にまとめました。被災者を支援する方々にも、これらのことを知っていただき、ご配慮いただくようお願いいたします。

1.生活・身の回りのことについて
(1)寒さへの対策
・できるだけ、暖房を確保するほか、毛布を確保したり、重ね着するなどして、 暖かく過ごせるようにしましょう。寒い中、外にでる場合は短時間にするなどします。また、乳児や高齢者は特に寒さに弱いので、周囲の配慮が必要です。

(2)水分について
水分の確保
・様々なストレスや、トイレが整備されないことが原因で、水分をとる量が減りがちです。また、寒冷と乾燥は脱水状態になりやすくします。特に高齢者は脱水に気付きにくく、こうした影響を受けやすく、尿路の感染症や心筋梗塞、エコノミークラス症候群などの原因にもなるので、しっかりと水分をとるようにしましょう
飲料水の衛生
・ 飲用にはペットボトル入りミネラルウォーター又は煮沸水を使用し、生水の使用は避けましょう。
・ 給水車による汲み置きの水は、できるだけ当日給水のものを使用しましょう。
・ 井戸水をやむを得ず使用する時は、煮沸等殺菌することに気をつけましょう。

(3)食事について
栄養をとる
・できるだけ、いろいろな食物を食べるようにしましょう。寒いときにはより多くのカロリーが必要です。
食品の衛生
・食事の前には、流水が使えるときは、手洗いを励行しましょう。
・食料は、冷暗所での保管を心がける等、適切な温度管理を行いましょう。
・加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱しましょう。
・調理器具等は使用後にできるだけ洗浄しましょう。
・下痢や嘔吐等の症状がある方は、食品を取り扱う作業をしないようにしましょう。

(4)トイレの衛生
・利用者の数に応じた手洗い場とトイレを設置しましょう。やむを得ない場合には、野外にトイレゾーンを設けることも可能ですが、排せつ物による環境汚染が発生しないよう工夫してください。可能な限り男性用、女性用を分けるなど利用しやすいようにしましょう。
・使用後は、流水が利用できるときは手指を流水・石けんで洗い、消毒を励行し ましょう。
・トイレは、定期的に清掃、消毒を行いましょう。
※消毒の方法についてのより詳しい情報は別添1へ

(5)生活環境
室内の環境
・定期的に清掃を行うことに心がけましょう。
・病気の方、ご高齢の方に配慮しつつ、寒冷に十分に配慮して換気をしましょう。また、分煙にしましょう。
・避難生活が長期に及ぶと、布団にダニが繁殖し広がりやすいので、定期的な清掃のほか、できれば、布団・毛布等の日干しを行うことが望ましいです。
屋外の環境
・避難所のゴミは定期的に収集して、避難所外の閉鎖された場所において管理してください。
その他
・こころのケアのためにも、できるだけプライバシーを確保できる空間や仕切りなどを確保しましょう。

2.病気の予防
(1)感染症の流行を防ぐ
避難所での集団生活では、下痢等の消化器系感染症や、風邪やインフルエンザ等の呼吸器系感染症が流行しやすくなります。
避難所の生活者や支援者は、こまめに手洗いを励行するよう心がけてください。可能であれば、擦り込み式エタノール剤やウェットティッシュを世帯単位で配布するのが望ましいです。
発熱・せきなどの症状がある方は、避難所内に風邪・インフルエンザを流行させないために、軽い症状であっても、マスクを着用しましょう。
下痢の症状がある方は、脱水にならないよう水分補給を心がけましょう。また、周囲に感染を広げないように、手洗いを励行してください。
これらの症状がある方は、できるだけ速やかに医師の診察を受けてください。可能であれば、入院を含む避難所外での療養を検討しましょう。
また、けがをした場合には、そこから破傷風に感染するおそれがあります。土などで汚れた傷を放置せず、医療機関で手当を受けるようにしてください。

(2)一酸化炭素中毒の予防
一酸化炭素中毒の恐れがあるので、屋内や車庫などの換気の良くない場所や、窓など空気取り入れ口の近くで、燃料を燃やす装置(発電機、木炭使用のキャンプストーブなど)を使用しないようにしましょう。一酸化炭素は無臭無色であり、低い濃度で死亡する危険があります。
暖房を使用する場合には、換気に心がけましょう。

(3)粉じんから身を守る
家屋などが倒壊すると、コンクリートや断熱と耐火被覆に用いられた壁材などが大気中へ舞ったり、土砂などが乾燥して細かい粒子となります。これら粉じん等を吸い込むと気道へダメージを与えます。有害な粉じんはとても細かいので、身を守るためには防じんマスクのような特殊なマスクが必要です。解体作業等は、装備を調えた上で行ってください。

(4)エコノミークラス症候群にならないために
食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が足から肺や脳、心臓にとび、血管を詰まらせ肺塞栓や脳卒中、心臓発作などを誘発する恐れがあります。この症状をエコノミークラス症候群と呼んでいます。
こうした危険を予防するために、狭い車内などで寝起きを余儀なくされている方は、定期的に体を動かし、十分に水分をとるように心がけましょう。アルコール、コーヒ
ーなどは利尿作用があり、飲んだ以上に水分となって体外に出てしまうので避けましょう。できるだけゆったりとした服を着ましょう。また、禁煙は予防において大変重要です。
胸の痛みや、片側の足の痛み・赤くなる・むくみがある方は早めに救護所や医療機関の医師に相談してください。
※ エコノミークラス症候群についてのより詳しい情報は別添2へ。

3.こころのケア
今回の地震のように大変重いストレスにさらされると、程度の差はあっても誰でも、不安や心配などの反応が表れます。まずは休息や睡眠をできるだけとるようにしましょう。
これらの不安、心配の多くは時間の経過とともに回復することが知られています。
不安や心配を和らげる呼吸法として、「6秒で大きく吐き、6秒で軽く吸う、朝、夕5分ずつ」行う方法もあります。実践してみましょう。
しかし、
1)心配で、イライラする、怒りっぽくなる
2)眠れない
3)動悸(どうき)、息切れで、苦しいと感じる
などのときは無理をせずに、まずは身近な人や、専門の相談員に相談してみましょう。
また普段からお互いに声を掛け合うなど、コミュニケーションを取るなどして心のケアをすることが大切です。

4.慢性疾患の方々へ
慢性疾患の中には、治療の継続が特に欠かせない病気があります。
人工透析を必要とする慢性腎不全、インスリンを必要とする糖尿病等の方は、治療の継続が必須ですので、今すぐ医療機関を受診できるよう相談してください。
※ 透析を受けられる医療機関等の情報は、各都道府県や日本透析医会の災害情報ネットワークで提供されています。この情報は適宜更新されます。
※ 主治医等との連絡が困難な場合の、インスリン入手のための相談連絡先は、(社)日本糖尿病学会のホームページで提供されています。
高血圧、喘息、てんかん、統合失調症等の慢性疾患の方も、治療を中断すると、病
気が悪化する恐れがあるので、医師・保健師・看護師等に相談してください。
なお、被災者が健康保険証を持っていない場合も、医療機関の受診は可能です。

5.妊婦さん、産後まもないお母さんと乳幼児の健康のために
妊婦さん、産後まもないお母さんと乳幼児は、清潔、保温、栄養をはじめとする健康面への配慮や主治医の確保について、保健師などに相談し情報を得ておくことが必要です。
また、災害により受けたストレスや特殊な生活環境は、母子に様々な影響をもたらす可能性があります。そのため、特に産前産後のお母さんの心の変化や子どものこれまでと異なる反応や行動に気を配ることが必要です。また、授乳時などに短時間であってもプライベートな空間を確保し、話しかけやスキンシップを図ることが大切です。このための空間を確保するため、周囲も配慮しましょう。なお、哺乳瓶を使用する場合、煮沸消毒や薬液消毒ができない時は、水でよく洗って使いましょう。
自ら心身の健康状態をチェックし、次のような症状や不安な事があれば、医師・助産師・保健師等に相談してください。場合によっては精神的(メンタル)ケアが必要なこともあります。

注意した方がよい症状
妊婦さん
・お腹の張り・腹痛、膣からの出血、胎動(お腹の赤ちゃんの動き)の減少、浮腫(むくみ)、頭痛、目がチカチカするなどの変化を感じた場合
・胎児の健康状態、妊婦健診や出産場所の確保に関する不安などがある場合
産後間もないお母さん
・発熱、悪露(出血)の急な増加、傷(帝王切開、会陰切開)の痛み、乳房の腫れ・痛み、母乳分泌量の減少などがある場合
・気が滅入る、いらいらする、疲れやすい、不安や悲しさに襲われる、不眠、食欲がないなどの症状がある場合

乳児
・発熱、下痢、食欲低下、ほ乳力の低下などがある場合
・夜泣き、寝付きが悪い、音に敏感になる、表情が乏しくなるなどいつもの様子と異なるなどのことが続く場合

幼児
・赤ちゃん返り、食欲低下、落ち着きのなさ、無気力、爪かみ、夜尿、自傷行為、泣くなどのいつもの様子と異なることが続く場合

※より詳しい情報は、妊産婦・乳幼児を守る災害対策マニュアル(東京都福祉保健局少子社会対策部家庭支援課)や、命を守る知識と技術の情報館(兵庫県立大学)で提供されています。

避難所等のトイレの消毒方法、手洗いなどについて
トイレの消毒方法について

1 薬剤
3%クレゾール石鹸液(または3%逆性石鹸液)
※作り方:原液を約30倍に希釈します。
希釈の目安:消毒薬のふた(薬3ミリリットル)1杯を
コップ5杯(1リットル)の水に薄めます。

2 方法
噴霧器で噴霧します。噴霧器がない場合、コップなどで散布します。
1トイレにつき180ミリリットル(コップ1杯)程度使用します。

3 頻度
1日1回を目安として消毒してください。トイレの使用程度により適宜追加してくだ
さい。

4 注意事項
原液や高濃度の希釈液が皮膚につくと、炎症などの症状を起こすことがあるので、直
接、皮膚につかないように注意してください。取り扱う際には、薬品の注意事項に従っ
てください。

トイレを使用した後の手洗いについて
1 流水が使用できる場合は、流水と石鹸で手を洗ってください。

2 速乾性アルコール手指消毒薬があれば、使用してください。
(目に見える汚れがある場合、1を優先してください。)

深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防Q & A
(一般の方々のために)
Q1. 深部静脈血栓症/肺塞栓症とはどんな病気ですか?
長時間足を動かさずに同じ姿勢でいると、足の深部にある静脈に血のかたまり(深部静脈血栓)ができて、この血のかたまりの一部が血流にのって肺に流れて肺の血管を閉塞してしまう(肺塞栓)危険があります。これを深部静脈血栓症/肺塞栓症といいます。

Q2. どのような症状が起こるのですか?
初期症状は大腿から下の脚に発赤、腫脹、痛み等の症状が出現します。このような症状が発生したら急いで医療機関を受診する必要があります。
足にできた血栓が肺に詰まると、胸痛、呼吸困難、失神等の症状が出現し、大変危険な状態になります。

Q3. 予防する方法はありますか?
長時間同じ(特に車中等での窮屈な)姿勢でいないようにしましょう。
足の運動をしましょう。
(例)
・足や足の指をこまめに動かす。
・1時間に1度は、かかとの上下運動(20―30回程度)をする。
・歩く(3-5分程度)。
適度な水分を取りましょう。
時々深呼吸をしましょう。

Q4. 深部静脈血栓症/肺塞栓症が起こりやすい人はいますか?
高齢者、下肢静脈瘤、下肢の手術、骨折等のけが、悪性腫瘍(がん)、過去に深部静脈血栓症、心筋梗塞、脳梗塞等を起こした事がある、肥満、経口避妊薬(ピル)を使用、妊娠中または出産直後、生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症等)がある等の方は特に注意が必要です。

厚生労働省厚生労働科学研究事業「難治性疾患克服研究」血液凝固異常症研究班による

蓮舫消費者担当大臣からの生活関連物資の購買に関するお願い

主に関東地方に向けた情報ですが、不要な買いだめは止めるようにしましょう。
(以下は首相官邸HPからの転載)


3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震において被災をされた皆さんに心からお見舞いを申し上げます。また、救援、救出に全力を挙げていただいている自衛隊、警察、消防、海上保安庁、そして各自治体、関係各位の本当に身を惜しまない努力に心から感謝を申し上げます。

今回の地震の被害に関連し、食料品など生活関連物資の供給についての問題が生じています。
生活関連物資に関しては、まず被災地への供給を最優先に考えなければなりません。一刻も早く被災地の皆様に食料品などが十分に届くよう、官民挙げて最大限の努力をしているところです。

併せて、主として首都圏において、スーパー、コンビニ、商店などの店舗において品薄状態になっているという問題が発生しています。

首都圏等の消費者の皆様へのお願いです。

現在、首都圏等への食料品など生活関連物資の供給量は決して減少しておりません。停電などの影響の大きい一部商品を除き、製造メーカー、流通業者などの皆様のご努力により、むしろ通常時と同等あるいはそれ以上の供給が確保されています。また、今後の供給量も減少は見込まれていません。

しかしながら、災害への不安から過剰に反応し、買い急ぎ、買いだめを行う消費者が増えています。このため品薄となった店舗を見て、品切れに対する不安から更に過剰な購買を行うという悪循環になっています。

例えば、あるスーパーでは、通常時の2倍程度の品物を供給しているものの、消費者が商品によっては普段の10倍から30倍ほどもの量を買おうとしているため、その需要に追いつかず、品薄、品切れ状態になっていると聞いています。(詳細は別添)現在のガソリン供給状況では、この過剰な需要を満たすための配送トラック等が確保できない、とのことです。

首都圏等の消費者の皆様おひとりおひとりに冷静な購買行動をお願いいたします。生活関連品の供給が枯渇するということは決してありません。
仮に不要不急の購入、買い急ぎ、買いだめなどが続けば、今最も物資を必要としている被災地に向けての生活関連物資の供給に支障が生じる可能性もあります。

消費者の皆様の冷静な行動を、心からお願いいたします。

東北関東大震災を体験してのろう者の思い(避難所からのレポート)

ブログ「Deaf and Research の日記」を運営しているろう者の方が体験レポートを書いたとの情報をいただきました。

Deaf and Research の日記
東北関東大震災を体験してのろう者の思い(避難所からのレポート)
http://ameblo.jp/deaf-psychotherapis/entry-10833891072.html

3月11日(金)に東北関東大震災が起き、仙台にいたことから、震災に巻き込まれ、さまざまなことがありました。私がろう者 ということもあり、避難所にいながらできるだけ詳細に体験をノートパソコンや手帳に記録しておきました。 ろう、難聴者、聴覚障害者のさまざまな問題、情報リテラシーなど、多くの方々に理解してもらえば幸いです。

(全文はリンク先のブログでご覧ください)

全国盲ろう者友の会が特別HPで情報発信中

このページでは、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴います、各地域の盲ろう者、通訳・介助員ならびに友の会等の状況等につきまして、全国盲ろう者協会が確認した情報をお知らせ致します。

第5報(3月17日)
第4報(3月16日)
第3報(3月15日)
第2報(3月14日)
第1報(3月13日)

被災児童・生徒の受け入れ開始 兵庫の各教育委

神戸新聞HPより転載)

東日本大震災を受け、兵庫県内の各教育委員会が被災した児童、生徒の受け入れを始めた。東北から関東まで広がる被害と福島第1原発事故の影響などで、被災地から離れた府県への避難は増加するとみられ、県教委や各学校には転入手続きなどの問い合わせが相次いでいる。

文部科学省は都道府県教委などに対し、被災した児童、生徒の就学機会を確保するよう通知。弾力的で速やかな受け入れ態勢を整えるほか、教科書の提供や、心のケアを含めた健康相談の充実なども求めている。
被災者の公営住宅入居が始まった神戸市では17日までに、福島県などから避難してきた児童3人が、東灘、北、垂水区の小学校に転入手続きを済ませた。住民登録がなくても「仮入学」として転入を認める。
ほかにも、市内に住む被災者の親類などから、小中学校への問い合わせが複数あり、同市教委は「今後さらに転入が増える」と見込む。
西宮市教委にも「一時避難してきたが、4月以降、小学校に入れるだろうか」などの相談があった。県教委高校教育課にも問い合わせがあり「個別に相談に応じ、随時受け入れる」としている。
阪神・淡路大震災ではピーク時、約2万6300人が県外に転校・転園した。今回は被害の深刻さと広がりから、避難生活の長期化も想定される。
転入希望に備え、手続きの簡素化を検討している芦屋市教委は「震災を経験し、心のケアに精通した教諭や、スクールカウンセラーもいる。今こそ恩返しをしたい」と話す。

放射線被ばくに関する相談等対応(FAX可)について(兵庫県)

兵庫県健康福祉部健康局疾病対策課HPより転載)


東北地方太平洋沖地震に伴う、原子力施設の事故に係る放射線被ばくの相談窓口を設置し、県内で、当該地域において被ばくのおそれのある方の健康不安の解消を図ります。

○ 兵庫県内においては、被ばくの心配はありません。
○ 福島県等の被災地域においても避難対象地域以外に滞在居住されている方については、健康に影響する被ばくの心配はありません。

○ 聴覚障害をお持ちの方については、FAXで相談を受け付けています。

放射線被ばく相談用FAX用紙に記載のうえ、FAXでお問い合わせください。なお、回答については、翌日以降になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

FAX         078-362-9474
受付時間   9:00~17:30
受付期間   平成23年3月16日~3月31日(平日のみ)

放射線被ばく相談窓口への相談FAX用紙(聴覚障害者用)(PDF:8KB)

○ 県内で、当該地域において被ばくのおそれのある方の健康不安に対する相談対応を行っております。
TEL           078-362-3226
受付時間    9:00~17:30
受付期間   平成23年3月16日~3月31日(平日のみ)



詐欺にご注意を

兵庫県警察防犯ニュースより転載)

神戸ろうあ協会も募金を受け付け

特定非営利活動法人神戸ろうあ協会は今回の東日本大震災の被災者を支援する募金を受け付けています。詳しくは神戸ろうあ協会まで。

被災地の方への補聴器対応について(シーメンス補聴器)

シーメンス補聴器HPからの転載)


被災者の方の補聴器修理を無償対応いたします。
■ 対象のお客様
青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県にお住まいのお客様。
または、当該県に所在の在る販売店様のお客様。

■ お申し込み方法
通常通り、修理品を当社修理伝票と一緒にお送りください。
その際、修理伝票の特記事項欄に 「被災者対応」 とご記入願います。

■ 対応期間
修理品無償対応期間は 、4 月 28 日受付分までとさせていただきます。


補聴器を無料で提供いたします。
今回、被災された方を対象に、下記の補聴器を無料で提供させていただきます。これは、今回の震災により補聴器を紛失されたり、故障して使用できないなどといった方に対して、メーカーとして支援させていただきたいとの主旨で行います。

今回被災された難聴者の方が、少しでも早く通常の生活に戻れるよう 、販売店様とともに支援を実施していきたいと思います。

■ 対象のお客様
青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県に所在の在る販売店様のお客様。

■ 無料提供対象商品
いずれも、耳掛け型補聴器のみとさせていただきます。

       Cielo2,  Cielo2 Life,  Cielo2 P,  Cielo2 S,  Cielo2 SP,
       D6 Life 300 / 500 / 700
       Lotus 13P / 13SP
       Phoenix 113 / 213 / 313
       デジミミ 2

※ このたび提供予定の補聴器については、数に限りがございます。予定数を超えた時点でご提供を中止とさせていただきますのでご了承願います。なお、被災地においては未だ物流網に支障がでており、提供補聴器の納期についてご希望に添えない場合もございます。あらかじめご了承願います。

※ デジミミ2 に関しては、左右 50 台ずつをご提供させていただきます。

■ お申し込み方法
ご注文の際には、「被災された方の氏名」、「以前ご使用していた補聴器名称」をご連絡の上、「被災者対応にて無料提供希望」とお申し付けください。

■ その他
当該商品には無料保証期間並びに安心修理保証期間はございません。
当該商品出荷の際には、ボタン空気電池を 1P 添付いたします。

たじま聴覚障害者センター・淡路ふくろうの郷で義援金受付

兵庫県豊岡市にあるたじま聴覚障害者センター(平日9時~17時)と、兵庫県洲本市にある淡路ふくろうの郷(入所者自治会、福祉保育労働組合ふくろう分会と共同)で、今回の東日本大震災の被災者を支援する募金の受付をしています。事業所に立ち寄られた際には、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

不安募らせる視聴覚障害者 情報提供の方法に留意を

47NEWSより転載)

震災時に情報が伝わらないことで、不安を募らせたり、避難が遅れたりする視聴覚障害者は少なくない。専門家らは「避難所などでは、障害者への情報提供の方法などに留意してほしい」と呼び掛けている。

「人と防災未来センター」(神戸市)主任研究員の石川永子さんによると、目が見えない人の場合、周囲の状況が分かりにくいことなどから、体育館など避難所の広い空間の中央にいるととても強い恐怖を感じる。「目が見えない人は、入り口の壁の近くが安心して過ごしやすいので、配慮してほしい」

周囲の人が移動をサポートする場合は「1メートル先に階段が2段あります」というように、目で見える情報を具体的に、実況中継するように伝えると良い。

耳が聞こえない人の場合、周囲の人が障害に気付きにくい。声や音に対する反応が変だと感じたら、筆談でコミュニケーションを取ってみる。

全日本ろうあ連盟(東京)の担当者も「避難所で『障害者の方の受付』『手話通訳がいます』と文字で示し、障害者の人が自分から名乗り出られるように工夫を」とアドバイス。本部や受付など“情報発信地”の近くにいてもらい、音声情報は近くの人が紙に書いて伝えたり、壁に張り出したりして確実に伝えるよう心掛ける。

過去の災害では、防災無線で呼び掛けられた避難の情報が、聴覚障害者には伝わらなかったケースもある。同連盟の担当者は、余震などに備え「周囲の人は、情報が伝わりにくい人がいることを意識してサポートをしてほしい」としている。

計画停電中の自転車は点灯を、「怖い」と聴覚障害者がツイッターに書き込み/神奈川

カナロコからの転載)

「自転車は夕方以降、点灯して」。自転車利用者が多い茅ケ崎市在住で聴覚障害を持つ女性が計画停電中の16日夜、短文投稿サイト「ツイッター」に、自転車の点灯を呼び掛ける書き込みをした。停電で暗い街中を、無点灯で走行する自転車は「怖い」と訴える。

ツイッターを書き込んだのは、テレビ神奈川放送の手話と字幕の番組「目で聴くテレビ」で手話キャスターを務める湊里香さん(46)。計画停電が実施されている16日午後6時ごろ、「私たちのような聴覚障害者や弱者は、見えてくるライトによって身の安全が守られているのです」などと書き込んだ。湊さんは取材に対し、特に背後から自転車が走行してくる際に「ライトが地面に写っていると(自転車が近づいているのが分かって)安心する」と聴覚障害者らの気持ちを代弁した。

県サイクリング協会は「歩道を走行する際には徐行し、夜間には必ずライトを点灯させてほしい」と呼び掛けている。

3月18日(金)の「目で聴くテレビ」災害放送

3月18日(金)の「目で聴くテレビ」災害放送の予定をお知らせします。
午後2時から3時までと、午後6時から6時45分まで、NHK総合テレビの災害放送に手話と字幕を付けて、CS放送とインターネットで配信します。
この災害放送は、視覚障害者の皆さまのための音声解説が付いています。

午後6時45分からは、CS放送とインターネット配信で、「目で聴くテレビ」オリジナル災害放送を、7時30分までお送りします。CS放送をご視聴の方は、PIP機能を解除してごらんください。引き続き、震災に関して各地から集まっている障害者関連の情報を紹介いたします。
なお、インターネット配信は、7時30分終了後、再放送があります。