2011年3月28日月曜日

東北地方太平洋沖地震災害関連「標準手話ハンドブック」

全日本ろうあ連盟のHPより)

東北地方太平洋沖地震災害関連「標準手話ハンドブック」の作成について、社会福祉法人全国手話研修センターより下記連絡を頂きました。


 去る3月18日東京にて開催された東日本大震災聴覚障害者救援中央本部での会議を受け、日本手話研究所では標記の通り、東北地方太平洋沖地震災害に関する標準手話のハンドブックを作成致しました。
このハンドブックが多くの皆さまにご活用頂けることを心より願っております。

下記リンクより「標準手話ハンドブック」をダウンロードの上、ご活用ください。
「標準手話ハンドブック」(PDF形式 55ページ 22MB)

東日本聴覚障害者救援中央本救援物資運搬号より報告!

全日本ろうあ連盟のHPより)
26日~28日までの様子について運搬号の三人から報告をいただきました。

2011/03/26 (土) 19:03

吉原です。
夜6時、無事に宮城県仙台に着きました。
物資もワゴン車も無事に宮城県本部へ手渡しました事を報告します。

2011/03/27 (日) 7:57

宮本です。
おはようございます。
昨日3/26(土)正午頃に全日ろう連本部事務所を発ち、国見と村田でガソリン補給、夜6時半頃に、宮城県障害者福祉センターに到着。
吉原さん、江原さん、私宮本の3人共、元気です。
宮城県ろうあ協会の事務所には、地元のろう者や健聴者の協力が15人ほど来ていました。
救援物質を届け、大変喜ばれました。
早速、今日から配分作業をして配布に回る予定だそうです。

まず、仙台に着くまでの間に気付いたことは、次の通り。

・どのガソリンスタンドも、限定給油が行われています。
1台につき、2000円までです。高ければ給油量が少なくなります。
・缶やポリタンクの給油はお断りという看板を提示している店もあり。
・満タン給油には、緊急車両の申請が必要。
・郡山~福島辺りの高速道の路面は、ひび割れを修理したところが多くある。

そして、昨夜の、宮城本部の一日最後ミーティングに出席させていただきました。わかったことは次の通りです。

・仙台市内の内陸部の被害は大きくない。
・仙台市内の海岸部の被害が大きい。
・宮城県内の海岸部では、家や車を失った聴覚障害者や手話関係者が多い。
・昨日時点で電気はあるが、ガスがまだない。湯を沸かすのにコンロなどで代替している。
・緊急車両の申請のある車(ガソリン満タンOK)で動いている。
・倒壊した家の整理の救援要請が来ている。
・海岸部の各市町村の、設置手話通訳のような配備はまだできていない。

救援物質について、次の通り、要望が来ています。
・自転車
(理由)今まで車通勤の人達は、津波によって車を失っている。
自転車があると助かる。
・靴:特に、子供のサイズを揃えると有難い。
・被災地の各県内の施設、治療情報が流されているが、身体障害者関係はどうなっているか不明。
・被災地で、区外への転校に関する説明会が始まっているそうだが、手話通訳や要約筆記の対応がどうなっているか不明。

2011/03/28 (月) 8:05

吉原@関東ろう連盟事務局長です。
先程、7時24分に地震がありました。
強い揺れで驚きましたが、今は落ち着いています。

さて、昨日の活動ですが、今朝ワゴン車のガソリンが半分以下になっており、遠い地域へ物資支援活動する予定なので、満タンしなければならないと思い、朝ガソリンスタンドへ探し回りました。
緊急車両用とは別に、一般給油のガソリンスタンドもあり、ガソリン切れの為、臨時休業もありました。
私は宮城県緊急車両許可証があるので、緊急車両用のスタンドへ50分くらい並んでようやく給油してもらいました。
一般車両のガソリンスタンドは、吉原も群馬で同じような雰囲気で2Km位行列していましたので、一般のろう者もなかなか給油出来ないという実感が伝わりました。

10時半過ぎに宮城ろう協会事務所に着きました。
皆、明晴学園からの支援物資の仕分け作業を屋外で行っていました。
私たちは事務局会議を行う予定でしたが、人数が少ない為、物資仕分け作業の手伝いを行い、結局、夕方の6時まで物資の運搬等も行いました。

支援物資ですが、同じ物をまとめた箱もありましたが、いろんな物が入っていた箱が多数あった為、仕分け作業が大変でした。
物資支援担当として見ると、被災地本部の負担がかからないように同じ物を一つの箱にまとめて入れるようにしなければならないと実感しました。
結局この日は物資支援の仕分作業を行った為、被害された会員への物資支援活動は出来ませんでした。

夜6時から事務局会議を行い、色々と話し合いました。
今日は、緊急救済者としての高速バスの予約が取れたので、9時半の新宿行きのバスに乗って帰ります。

2011/03/28 (月) 8:11

おはようございます。宮本です。
今朝7時半過ぎに小刻みだが激しい縦揺れの地震。
随分長い揺れでした。

仙台では、昨日各戸のガス点検が始まり、早い地区では4月1日頃から使えるそうです。
仙台の皆さんが久し振りに熱い風呂に入れると喜んでいました。
2週間お風呂に入れずお湯で絞ったタオルでふいて辛い思いで過ごしたという方々が多いです。

吉原さんと江原さんは明晴学園発・経由の救援物質の仕分けに協力しました。
私は地元の人達からいろいろな話を聞きました。
地震発生後、すぐ停電、ガスなどのライフラインが全てストップ。
電気がつきはじめるまでの1週間位、テレビも電話ファックスもケータイも繋がらず、沿岸部の津波発生の情報はすぐ伝わらなかったそうです。

都会での地震後の生活は、2パターンに分けられると思いました
1.民家倒壊などのがれきが出ていると、燃料のまきとして使える。
→鍋やボールを探し出せば、お湯を沸かせる。
2.耐震設計の民家やビルばかりの地域では、がれきが出ない。
→燃料となるまきがないため、お湯を沸かせない。
→ガスポンぺや固定燃料が必要になる。

昨夜、一日最後のミーティングで各々の報告と要望をを聞いた上、ワゴンの引継ぎを行いました。

以上

宮城県被災地へ救援物資運搬号出発!

派遣された3名は本日まで現地で救援協力・現地調査にあたっています。
全日本ろうあ連盟のHPより。HPでは写真も見られます)

東日本大震災聴覚障害者救援中央本部は、宮城地域本部からの要請を受け、関東ブロックに呼びかけて集まった善意の救援物資を、日本財団提供のワゴン車に載せて、本日3月26日11:55分、本部事務所から宮城県へ向けて出発いたしました。

概要は以下の通りです。

1.運搬要員
吉原孝治(救援本部 物資支援責任者)
宮本一郎(救援本部 ろう者支援責任者)
江原こう平(手話通訳者 東京手話通訳等派遣センター)

2.日程:3月26日(土)~28日(月)
運搬要員の3人は28日まで宮城に滞在し、現地本部の救援協力及び
今後の中央本部としての実際の支援に向けて現地調査を行う。

3. 物資の運搬について
段ボール箱 計69個

出発まであと二日と言う緊急の呼びかけにも関わらず、たくさんの温まるご好意をありがとうございました。宮城県からはおかげ様で支援物資は当面の間不足しないですむとの連絡がありました。

今後は他の地域から救援物資の要請があれば呼びかけたいと思いますので、その時はまた皆様のご協力をお願い致します。

なお、この出発の模様について、本日26日と28日の夜20時から「目で聴くテレビ」インターネット災害放送に配信予定です。

【動画】災害支援について早瀬憲太郎さんからのメッセージ(手話)

東日本大震災で被災された方への支援活動について、早瀬憲太郎さん(全日本ろうあ連盟60周年記念映画「ゆずり葉」脚本・監督)からのメッセージを頂きました。

兵庫県の相談窓口

兵庫県のホームページで各種相談窓口が紹介されています。ファックスでの相談も受け付けています。


1 総合受付窓口(兵庫県)
    電話: 078-362-9898 (9:00~18:00。当面の間、土日祝も対応)
    FAX: 078-362-9911
    *東北地方太平洋沖地震兵庫県災害対策支援本部事務局(県民窓口班)

2 義援金の募集
 ・東日本大震災兵庫県義援金
    電話: 078-362-9898、078-362-9870 (9:00~18:00。当面の間、土日祝も対応)
    FAX: 078-362-9911、078-362-9914
    *東日本大震災兵庫県義援金募集委員会事務局(兵庫県防災企画課内)

 ・日本赤十字社兵庫県支部
    電話: 078-241-9889
    FAX: 078-241-6990
→ http://www.hyogo.jrc.or.jp/news/detail328.html

 ・社会福祉法人兵庫県共同募金会
    電話: 078-242-4624
    FAX: 078-242-4625
→ http://www.akaihane-hyogo.or.jp/bokin_info/bokin_cgi_gien.html


3 ボランティアの募集
 ・「仕分けボランティア」事前登録受付
    電話: 078-362-3656 (9:00~18:00。土日祝も対応)
    *東北地方太平洋沖地震兵庫県災害対策支援本部事務局(仕分けボランティア登録窓口)
→ http://web.pref.hyogo.lg.jp/ac02/volunteer.html


 ・ひょうごボランタリープラザ
    電話: 078-360-8845 (9:00~17:00。土日祝も対応)
    FAX: 078-360-8848
→ http://www.hyogo-vplaza.jp/


4 健康相談等
 ・放射線被ばくに関する相談等対応
    電話号: 078-362-3226 (9:00~17:30。平日のみ)
    FAX: 078-362-9474 (9:00~17:30。平日のみ)
    *FAXは聴覚障害者用相談窓口
    *ともに3月31日(木)まで
→ http://web.pref.hyogo.lg.jp/ac02/soudan.html

兵庫県広報課がTwitterを始めました

(挨拶文より)
兵庫県広報課です。東北地方太平洋沖地震で被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。こちらでは、兵庫県(関西広域連合)の支援を中心にお伝えします。基本的に発信を優先するため、フォロー・リプライなどは行いませんが、被災地からの声、県民の皆さんの声をお聞かせ頂ければ幸いです。
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