2011年3月24日木曜日

聴覚障害者の避難所生活について(当協会のアンケート回答より)

当協会が昨年に実施したアンケートより、避難所生活についての回答の部分を掲載します。

(震災の時など)避難所での生活で困ったこと   (割合)
ア:食料の配給など、何か情報があっても音声だけでわからなかった    41%
イ:手話で話せる人がいなくて不安だった    29%
ウ:手話通訳者がいなくて(連絡ができなくて)情報がわからず不便だった    39%
エ:テレビを見ても字幕や手話がないので困った    41%
オ:親族や知人に連絡をしたくても、電話しか無くてできなかった    27%


●自由記述
サークルや設置通訳者とのつながりが薄く、戸惑いがあり情報が全くなかった
メール制度を作って欲しい
気を遣う。筆談は頼みづらい
避難所ではなく、息子の嫁の実家に行った。他人同士ではないが、だから余計に気をつかった
FAXでも連絡する方法もほしい
親戚などへの電話連絡を小学生の自分の子どもに頼むしかなかった

<避難所にいたときにほしかったもの>(自由記述)
社会のコミュニケーション情報の音声語が優先していることが多い。ろう者は目を使いながらじっと待っている場合があります。精神的な負担が多い
役所や消防・警察としてろうあ者を把握し、連絡・救助などが必要(リストを準備するなど)
手話通訳者が欲しい
布団・食品・テレビ
情報交換やコミュニケーション保障など
耳が不自由なことは周りからみたら気がつかないので、何をして良いかわからない
食料
情報や今後の計画など
情報保障の場(電光掲示板など)があればいい
手話ができる人。手話ができなくても看板を貼るなりしてほしかった
何かの形で緊急情報が欲しかった
モニターによるテレビ電話
ろう者にもわかりやすい情報をほしかった(不安を与えないように)
ろう者が集まるところには手話通訳者がいてほしい

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